厚労省も警告？“飲むと危ない健康食品”最新事例まとめ

「家族の健康のために、少しでも良いものを選びたい」——そんな想いから健康食品を取り入れている主婦の方は多いのではないでしょうか。けれども、テレビやネットで話題になっている健康食品の中には、厚生労働省が注意喚起している“危ない商品”があるのをご存じですか？

本記事では、主婦の皆さんが安心して健康食品を選べるように、実際に厚労省が警告を出した最新の危険事例を解説しながら、信頼できる製品の見極め方や日常生活での注意点を紹介していきます。

1. 健康食品ブームに潜む“落とし穴”とは？

一見すると身体に良さそうな「○○サプリ」「自然派健康食品」。しかし、そのすべてが本当に安全で効果的とは限りません。

■ なぜ危ない商品が出回るのか？

• 法律上、健康食品は「食品」であり、医薬品のような厳密な審査がない
• 一部の事業者が誇大広告や虚偽の効果を謳って販売
• 海外製品やネット通販などで流通経路が不明瞭な商品も多い

■ 主婦層が特に狙われやすい理由

• 健康や美容への意識が高く、子育てや介護で疲労しやすい
• 限られた時間や予算で「簡単に体調を整えたい」というニーズ

2. 厚労省が実際に警告を出した健康食品・成分一覧

ここでは、近年厚労省が注意喚起した「実際に健康被害が報告された」健康食品や成分をご紹介します。

■ 1）紅景天（こうけいてん）を含む製品

• 【事例】：肝機能障害などの健康被害報告
• 【背景】：チベットの伝統薬草だが、高濃度摂取による副作用が懸念

■ 2）酵素ドリンク・ダイエット系サプリ

• 【事例】：極端な下痢、栄養失調、代謝異常など
• 【背景】：栄養バランスが崩れることで、逆に体調を崩すケースも

■ 3）未承認のダイエット薬成分を含む商品

• 【事例】：シブトラミンなどの違法成分が混入し心拍異常や頭痛
• 【背景】：特に海外輸入品や個人輸入による被害が多い

3. 危険な健康食品の“見分け方”

忙しい日々の中で、主婦が安心して健康食品を選ぶにはどうすればいいのでしょうか？以下のチェックポイントを意識してみましょう。

■ チェック1：医薬品のような効果を謳っていないか？

「○○が治る」「絶対に効く」は薬機法違反の可能性大。

■ チェック2：販売元や製造元が明記されているか？

サイトやパッケージに、企業名・住所・連絡先が記載されていないものは要注意。

■ チェック3：厚労省や消費者庁の注意喚起リストを確認

「健康被害情報提供サイト」などで最新情報をチェックするクセを。

4. 主婦のための安心・安全な健康食品との付き合い方

健康食品はあくまで「補助的な存在」。メインは食事・運動・睡眠など、日々の生活習慣にあります。

■ 家族のために、無理なく使うためのポイント

• 必要な栄養は、できるだけ食事から摂る
• 健康食品は「医師や薬剤師に相談して選ぶ」
• 子どもや高齢者に使う前には必ず安全性を調べる

■ こんな商品なら比較的安心

• GMP認定（適正製造規範）取得の工場で作られている
• 第三者機関の安全性試験を公開している
• 定期購入を強要せず、返品制度が明記されている

5. 健康食品と上手に付き合うことで、毎日がもっとラクに

過度に恐れる必要はありませんが、無知のままでは逆に健康を損なうこともあるのが健康食品の世界です。

主婦は家庭の健康を守る要。正しい知識を持ち、賢く選ぶことで、心も身体も安心な日常を作っていきましょう。